英語の法廷通訳、S先生曰く「英語って裁判所ではマイノリティなんですよ」
うん、そうかも…。
まず,母屋である産経新聞の記事。
検察側は冒頭陳述で、姉弟2人は幼く、被告は食事を与えなければ死亡することを認識していたと主張。にもかかわらず、リビングの扉に粘着テープを貼って閉じ込め、そのまま1カ月以上放置したと指摘した。
これに対し弁護側は、被告は自身が受けた虐待の経験などから、激しい恐怖や不安を直視できない心理状態にあったと指摘。このため2人が死んでも構わないという認識はなかったと反論した。
起訴状によると、
表面的には風俗嬢が養育放棄の挙句,二人の子供を殺したという事件。しかし,この事件はもっと根の深い事件だというのが我々傍聴組合の一致した意見である。ここでお断りを。この公判は地裁で一番大きい201法廷で行われているが,毎回抽選である。大マスコミの威力(笑)には勝てず惨敗が続くが,某新聞さんのお情,あるいは傍聴人組合のお情で曲りなりにも途中からでも傍聴できている。しかし,いかんせん小生の能力の無さ,聞き取れなかったり断片的であったりで話が繋がらない。実際の公判の中では詳細に語られている部分も時系列が突然飛ぶ場面もままある。そこは小生の能力の無さと笑い飛ばして頂いて,お許し頂きたいと。ネット記事で補う事もあるけどね。
長い髪を一つに束ね,真っ赤な頬をした被告人が入ってきた。「普通やん・・・。」隣席の主婦傍聴人が言う。
ネット社会の住人ならば簡単にご覧になれる彼女の写真とはかなり違う印象である。それこそ,立花通りをベビーカーを押して歩いていそうな女の子。拘置所の中では化粧はおろか髪染も許されないから,髪の先は茶色いけれど,染めていない部分は黒髪である。黒髪少女はとうに絶滅したと思っていたのだが・・・不謹慎?すみません・・・。
小生の陣取った席は弁護側,弁護人の隣に座る彼女の表情は読み取れない。目線は下に向けたまま。傍聴席には実の父親も座っていたのだが目を向けることはない。
西田裁判長が証言台の前に立つように促した。
「名前は何と言いますか?」
「
消え入りそうな声だ。最後尾に座る小生には聞き取れない。
「本籍は?」「三重県・・・」
「住所は?」「・・・(聞き取れない)」今はありませんと言ったようだ。
検察官が起訴状を読み上げた。
裁判長が黙秘権を告知する。「起訴状について,何か言いたいことはありますか?」
彼女は手にしたタオルハンカチを口に押し当てた。涙で言葉にならなかった。小さな肩が震えている。30秒程経過した。
「黙秘するって事ですか?」「・・・いいえ,違います・・・」
「弁護人,起訴状を手渡してください。」
「『育児放棄した』というのは?」
「その通りです」
「『子供2人の栄養状態が悪化していた』のは?」
「その通りです」
「『2人が死亡することを承知しながら』は?」
「違います」 殺意は否認した。
被告人は三重県の生まれ。父親は高校の先生で,ラグビーで有名な監督だそうである。三姉妹の長女。小学生時代は成績もよく,ごく普通の生徒だったようだ。しかし産みの母親が浮気をしてしまう頃から生活が一変してしまう。
早苗の父親,
ラグビー部の監督である父親はよく合宿に出かける。ある合宿のとき,監督は家に忘れ物をしてしまい,取りに帰った。母親が(つまり嫁が)間男をしていた。一つの布団に包まって寝ていた。後は「お定まりの修羅場。」実母は三姉妹を連れて家出,別居。家出していても別居していても,彼女達にとって父親は父親,夜中午前二時ごろに「お母さんがいない」といって電話をすることも度々だった。
その後,父親は離婚して三姉妹を引き取る事にした。
早苗が小学校三年の頃再婚した相手(早苗にとっては継母)には連れ子がいた。が,継母は(当然とも言えるが)「運動靴を買っても(自分の子供には)NIKEと(三姉妹には)ワゴンセールで売っているような靴,Tシャツも(ディズニーなどの)キャラクターの物と安いやつ」。差別的に扱われていた。
中学二年(三年?)の頃,父親が帰宅すると,髪の毛を金色に染めた早苗がいた。唖然とした。深夜徘徊が始まった。非行の始まりである。中学時代に早苗は強姦されているようだが,父親は当時は知らなかった。
高校進学,父親は自分の勤務する高校に進学させて監督しようと目論んだ。しかし早苗は受験に失敗。悩んだ末に父親の知り合いの別の高校の(在東京の専修学校)先生の家に下宿させる事にした。
この高校の先生も弁護側の証人として出廷,小生は証言を聞いていないが傍聴人組合員によればとても素晴らしい先生であったと言う。曰く,早苗の実母も過去に(実母の)父から虐待を受けていたという。家庭環境複雑すぎるやろ・・・。血は争えぬと言うが早苗はラグビー部のマネージャーを務めていた。
曲がりなりにも学校を卒業した早苗は地元である三重に帰り
o(・Θ・)○☆パンチ!
夫は知り合った当時大学生であったが中退して地元で平和に暮らす。女の子を出産した。「桜子」と名づけた。かなり嬉しかったようで,現在はアカウントを消されて閲覧できなくなっている早苗のブログ「さなのハッピー・ダイアリー」,URLには,
sakurakomaman
とある。夫の良い奥さんで,桜子の良いママとして頑張っていた。
二人目を身ごもった。これは予定外だった。せっかく授かった命,「楓」と名づけた。
夫の母(姑)の話:桜子は,畳んだ布団の上から飛び降りて私に抱かれるのが大好きでした。楓は丸々と太って,息子にそっくりな元気な子でした。
平凡な毎日,早苗は中学校の同窓会に出かけた。やがて同窓生と外泊してしまう。浮気である。頭にきたこは旦那である。そりゃそうでしょ。二人の母でありながら外泊とはどういう了見なんだと。早苗は消費者金融に借金までしている。夫には黙ったまま。「良い奥さんでいたかったから。」
やがて離婚となる。親権は早苗が持った。いや,夫と夫の両親が押し付けた。桜子が生まれた時には「やっと会えたね」と母になった喜びも感じていたが,離婚後は育児に悩むようになり,「誰も助けてくれず,助けて貰おうという思いも浮かばなかった」という。この元夫,養育費を渡さないばかりか自分では高級外車を購入,二度目の結婚,新しい家族もいる。もっとも,早苗の浮気が原因だと言われればそれまでだが。「私達から孫を奪った早苗を極刑にしてください」と姑は言う。ちょっと待て。その可愛い孫達を早苗に押し付けたのは貴方方の方だぜ。
やがてどこでどうなったかはわからぬが,
キャバクラの同僚だった女性の証言:早苗は真面目で頑張り屋さん。私とは歳も近く(私も)子供が一人いたのでよく気が合い,度々食事も行きました。が,2~3日帰ってこない時があったんですよね。ええ,それが島に行く日だったんです。
「島に行く」とは
謝罪や修繕はおろか,家賃も払わないまま「パニックになって」夜逃げ同然に大阪に来る事になる。
事件の現場となったセレッソコート西心斎橋Ⅱと,彼女の勤める事になったクラブリッチ・エレガンス(現在はリッチドールなんば別館に名称変更)は,小生の足で10分程度の距離,いわゆるアメリカ村の南の端にある店である。帰ろうと思えばすぐに帰れる距離。ここは「マットヘルス」で昨日までキャバ嬢であった早苗が満足に接客できたのか,大いに疑問があるのだが・・・。
風俗店マネージャーの調書:彼女は乳母車を押しながら飛び込みで面接にやってきました。シングルマザーで二人も子供を育てているという事で,店としても応援していこうと思い採用したのでした。
貴方の言う応援とは,風俗嬢を頂く事なのかと噛み付きたくもなる。そう,彼は早苗を頂いちゃったんですよ。
クラブリッチ・エレガンスは,セレッソコート西心斎橋Ⅱを寮として使用していた。件の303号室,手元の調べでは家賃は事故物件扱いになっているのか,32,000円となっている。マネージャーの調書では68,000円,早苗は100,000円を切ると言っているから,クラブ側が幾らか抜いているのがわかる。とにかく働く事になった早苗,一月に入居してから事件が発覚する7月30日までの間,ただの一回もゴミ出しをする事はなかった。
子供達の食事は全てコンビニ弁当。三人での生活はとても辛かった。二人をお風呂に入れるときは特に大変だった。家に帰ると,桜子と楓がいるのが辛かった。二人がいるのが嫌だったのじゃなくて,その状況が嫌だった。(仕事に出かける時に)二人はハイタッチで見送ってくれたが,そんな風にさせている自分が嫌だった。
ホストクラブに通いつめるようになった。クラブリッチの客にホストがいたのか,また店の仲間に誘われたのかは定かではない。が,お店一軒で5,000円~30,000円使う。一晩で2~3軒ハシゴする事もあった。当然ながらその間桜子と楓はマンションに置き去りである。「現実逃避」と検察官は論告の中で何回も言う。それはそうだろうと思う。頼る者のいない大阪の土地,父親にも妹たちにも居所は教えず,もっと遊びたくて家を空けるようになってもおかしくはあるまい。「二人の存在は常に頭の中にあった。でも意識の中では考えないように。塗り潰している感覚だった」と早苗は語る。
心理鑑定の先生(精神鑑定ではない)は,「早苗は実母の慢性的なネグレクト(養育放棄)などの影響で,一種の解離性障害,若しくは解離性健忘の状態にあった」とする。つまり,桜子&楓の母である自分と,現実を忘れて遊びたい自分の二人が共存していたのだと。同僚,あるいはホストに「子供はどうしたの?」と尋ねられると「妹に預けている」だの「お祖母ちゃんが見てくれている」だの嘘をつく。そう言うと相手は安心してくれてそれ以上なにも言われなくなる。結果,自分の意識の中心から外れていく。この公判,起訴前に精神鑑定が行われているが,早苗には精神障害はなく,責任能力が認められている。
早苗がクラブリッチ・エレガンスで働くようになって二ヶ月程経った。セレッソコート西心斎橋Ⅱの三階廊下にインターホン越しに「ママー!ママー!」と泣き叫ぶ声が響くようになった。長い時で40分位続く。昼といわず,夜といわず。三階の人々は関わり合いになりたくないのか,警察への通報はなかったようだ。しかし3月30日。二軒隣の女性(と見られる)から
早苗が生きている二人に最後に会ったのは,6月9日。いつもなら元気に飛び出してくるはずの二人は飛び出してこない。当たり前だ。かなりの長期間飲まず食わずだったのだから。冷蔵庫の中は空っぽ。水道もないリビング。梅雨時だから室内はムッとしていたに違いない。それでも桜子と楓は「ハイタッチで見送ってくれた」と言うのだが,検察官は疑問を呈している。このころには,栄養状態不良でかなりの飢餓状態にあったと考えられる二人がハイタッチできるものなのかと。ともかく早苗は一食分のコンビニ弁当を開け,飲み物にストローを刺して,玄関に鍵をかけて出かけた。「これが最後になるとは考えていなかった」と早苗は言うが,実際に帰宅したのは7月の29日であった。
その7月の下旬。クラブリッチ・エレガンスの社長にマンションの管理会社から連絡が入った。マンションの住人から「303号室から異臭がすると苦情が入っている」と言うのである。慌てた社長はマネージャーを呼び早苗に連絡をさせた。促されてやっとの事で帰宅した早苗,「(ギャー!と)叫んだのは覚えている。また周りの風景を見たのは覚えているが,部屋の中で何を見たのかは覚えていない」のだが,何事も無かったようにドアに鍵をかけて部屋を出て行く姿をマンションの防犯カメラは見ていた。早苗が6月9日に最後に帰宅して以来,四人の男性と関係を持った事が明らかになっている。その内の一人がホストクラブ「ウルトラ」のA。早苗は「子供が死んでいるかもしれない」と打ち明けたようだが帰宅を促した形跡はない。
クラブリッチ・エレガンスのマネージャーは待ち合わせにすっぽかされた形になった。郵便受けの隙間から部屋の様子を窺ってみた。生暖かい空気と強烈な臭気が襲ってくる。即座に警察に連絡した。警官にもドアが開けられないので消防のレスキュー隊に出動を要請。ゴミだらけのベランダから室内へと入ったレスキュー隊はこの世の物とも思えない凄惨な姿となった桜子と楓を発見する。尚,遺体は全裸であった。
死体検案書:死因は餓死で,栄養状態は不良,皮膚は茶褐色に変色し,所々骨が露出していた。尚,桜子にあっては,奥歯全体が虫歯になっている。これは,日常的に歯磨きをさせていなかった事も原因だが,幼児の場合ストレスを感じると唾液の分泌が少なくなるのだそうで,その唾液の殺菌作用によってこれほどまでに酷い虫歯にはならないと言う。いかに早苗が二人に愛情を注いでいなかったのかを遺体が物語る。部屋の壁には糞尿にまみれた二人の手形が散見された。外に出たいと這い回った壁,ママを探して叩き続けたドア,食料を求めて開けた冷蔵庫の内部・・・。
もう一つ,小生は桜子&楓が全裸であった事に注目したい。二人の死亡日時は確定できないが,6月の下旬であったであろうと推定されている。梅雨の季節,閉め切った部屋,食べ物はおろか飲み物もないゴミの部屋。暑かっただろう。辛かっただろう。「おそらく汗をなめ,尿を飲み,便を食べていたと推察できる。飢餓の苦しみは大量虐殺と同じ程度」と証人の精神科医は語る。おそらく一歳の楓は自分で衣服を脱げなかっただろう。そうすると楓の衣服を脱がせてあげたのは桜子だ。ママは帰って来ない,楓は暑がっている。桜子は最後の時まで楓のお姉ちゃんであろうとしたのだ。そう考えると二人が不憫でならない。涙が出そうになる。それに引き換え早苗は,遺体発見時に警察に通報もしないで,知人男性に連絡した上で神戸にドライブ。夜景を見て,ピースサインで写真を撮り,ホテルに泊まりセックスまでしている。何を考えているんだと怒鳴り付けたい気分だ。しかし早苗は6月9日時点の気持ちを「当時の事はあまり覚えていないが,二人の事は心の中に常にありました」と言う。
裁判員の質問も終わりかけようとしている。
「今,子供達に対してどういう気持ちですか?」「二人の事をいなかったら良かったと思った事は無い。一度も無い。でも私が母親だったから辛い,寂しい思いをさせてしまった」
「子供を授かった事を,無かった事にしたいと思った事は?」「ありません・・・(涙)」
「今なら,二人を置き去りにした時の自分にどうアドバイスしますか?」「女一人では限界がある。誰かに支援を頼めばこう言った事にはならなかったと思う」
「事件については?」「全て私の責任。一生背負い反省していく事が償いと考えている」
再び母屋のニュース記事
検察側は論告で、「幼い子供に食事を与えず、部屋の扉に粘着テープを貼って閉じこめるなど、殺意があったのは明らか」と主張。殺害の動機については「長期間外泊を続けており、自己の欲望を最優先させるために子供がいなくなればいいと考えた」と指摘した。
一方、弁護側は最終弁論で、「子供のことは頭にあったが、被告は幼いころに受けた育児放棄などが影響し、恐怖を無意識に避ける特殊な心理状態にあって死ぬことに意識が働かなかった」と殺意を否定した。
起訴状によると、
「無期懲役」の求刑がY♂検察官の口から放たれた瞬間、記者席から「お!」と言う声が上がった。
海千山千の記者でさえも意外な重い求刑だったのだろう。小生も瞠目した。傍聴組合の皆に「出発点は懲役15年」と豪語(?)していたからである。この辺りはやはり素人の悲しさだ。確かに犯行は最悪だ。桜子、楓の苦痛はいかばかりであったかと思う。「酷い」の一言に尽きる。早苗は「全て私の責任」という。それはそうであるが、果たしてそうなのか。上手く書けないが、人間、困り果てた時には何かしらSOSのサインを発していると思う。そのサインを感じてやれなかった社会の責任はどうなのか。「求めよ。さらば与えられん。」これも正しいとは思う。それ以上何があんねん?と言われると一言もない。しかし釈然としない気持ちはある。
判決当日を迎えた。
初公判の日、証拠調べが終わった日は雨だった。論告求刑公判が終わった時、吹雪になった。
桜子と楓が泣いている気がした。が、きょうは陽気もよく、暖かな一日だった。
検察側は論告で、「被告は幼い子供に食事を与えず、部屋の扉に粘着テープを貼って閉じこめたまま約50日間帰宅しなかった」と指摘。被告には殺意があったとし、「わが子2人を飢餓状態にさらし続けた前例のない事件で、2人の絶望感は筆舌に尽くしがたい」と非難した。
一方の弁護側は最終弁論で、「被告は幼いころに受けた育児放棄などが影響し、恐怖を無意識に避ける特殊な心理状態にあって死ぬことに意識が働かなかった」と反論。殺意はなく、保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張した。
判決によると、
主婦の傍聴仲間は、ある傍聴人に出会った。はるか遠く、石川県からこの判決を聞きたいが為に大阪にいらしたとの事。ひえ~・・・。約2倍程度の抽選に当選されたかどうか小生は把握していないが、入ってらしたかなあ。。。今夜は大阪の夜を楽しまれ、明日にはお帰りになるとの事。
立花通りには今日も人々が行きかう。スケボーの青年,サイクリング車の少女。セレッソコート西心斎橋Ⅱの至近に児童公園がある。足早に通り過ぎようとする小生の背中に「ママー!ママー!」という幼子の声がする。振り返ると,ベビーカーを背中に両手を大きく広げた母親,駆け出していく女の子。抱き上げて「高いたか~い」桜の木の下でおやつを食べている。この公園,セレッソコート西心斎橋Ⅱからは2分程。早苗,桜子,楓の三人はこの公園に来たのだろうか。
あと一月もすれば桜の花が満開だ。天国でお母さんを見守っていてほしいと心から願う。
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昭和42年に茨城県利根町で男性が殺害された布川事件で、再審無罪が確定した桜井昌司さん(65)と杉山卓男さん(65)に、水戸地裁土浦支部が刑事補償法に基づき、それぞれ約1億3千万円の支払いを決定したことが15日、分かった。関係者によると、決定は5日付。不服申立期間を経て13日に確定した。桜井さんは決定について「うれしく、ほっとしている」と話した。
同支部は、2人が42年10月に逮捕されてから平成8年11月に仮釈放されるまでの約1万600日に、上限額である1日当たり1万2500円を掛けた金額を請求通り認めた。刑事補償法は、刑事裁判や再審公判で無罪判決を受けた場合の補償を規定している。
桜井さんと杉山さんは昭和53年7月に最高裁で無期懲役が確定。平成23年5月に水戸地裁土浦支部が再審無罪を言い渡し、その後、確定した。
お二人のお話を大阪弁護士会の催しで聞かせて頂いた事がある。実に仲の良い,漫才のように面白い。
お若い頃にはやんちゃもしていたようだが今は平和なお暮らしをなさっている。
ところでこの2億6千万円の原資は,もちろん検察官の給料でしょうな?
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下村早苗被告人に検察官は無期懲役を求刑した。我々傍聴人も記者も瞠目した。
事件についてはまた稿を改めて書く機会もあろう。
論告求刑公判は11時開廷、10時40分抽選締め切り。10時45分にはパソコン抽選により当選番号が貼り出される。
当選番号が貼り出されたとたん、「ワタシ、この人に割り込まれた!!」と叫ぶババアがいる。どうやら抽選に外れたババアが法廷警備員にイチャモンを付けているらしい。
ババア曰く、ワタシが貰う抽選券をこの若いお嬢さんが割り込んで先に貰ったと言う事らしい。
アホか…。じゃあ何か?もしババアが当選していたとしたら、このお嬢さんが当選していますと傍聴券を譲ったか?100%有り得ないだろう。
小生は小生なりの当選の為のジンクスを守って(教えられないが(笑))、やっと二倍程度の難関を乗り越える。今日に限っては、桜子と楓が当選させてくれたと思っている。諦めの悪いババアや…。
このババア、論告と弁論間の休廷中に法廷前に陣取って、お帰りになる傍聴人から傍聴券を貰おうともしていた。流石、大阪のオバハンやわ。感心するわ…。
大阪市東住吉区で1995年7月、自宅に放火し、小学6年の女児(当時11歳)を殺害したとする殺人罪などでいずれも無期懲役が確定した母親の青木恵子(48)、内縁の夫だった
水島裁判長は確定判決後に弁護団が実施した放火の再現実験結果を新証拠として評価し、有罪の根拠とされた朴受刑者の自白について「放火方法が不自然、不合理で有罪を維持するだけの信用性はない」と判断。「新証拠と既存の証拠を総合的に評価すれば、有罪認定に合理的な疑いが生じており、無罪を言い渡すべき明らかな証拠を新たに発見したことになる」と述べた。
戦後に発生し、死刑か無期懲役が確定した重大事件で再審開始決定が出るのは、8件目。検察側は不服として即時抗告するとみられる。
確定判決によると、2人は生命保険金1500万円目当てに青木受刑者の長女の殺害を計画。朴受刑者が95年7月22日夕、自宅車庫にガソリンをまき、ライターで火をつけて自宅を全焼させ、入浴中の長女を殺害した、とされた。
青木受刑者は95年9月の逮捕当日は事件への関与を認めたが、翌日から否認。朴受刑者については自白調書、自供書が計61通作られたが、公判では2人とも無罪を主張した。有力な物証はなかったが、1、2審は無期懲役とし、2006年、最高裁で判決が確定した。
やったねえ・・・。先生方,おめでとうございます。
この事件について詳しい事は以下リンクから。
http://www.jca.apc.org/~hs_enzai/
小生が裁判所に通うようになってから最初と言っても過言ではない冤罪事件。当時は控訴審が行われていた。地裁段階でも二人は分離されていたようだが,高裁段階でも別々の部で審理されていた。朴さんが近江清勝裁判長(当時)。青木さんは白井万久裁判長(当時)。あまり裁判所の悪口は書きたくないのだが,まあこの近江清勝裁判長,やる気まるでなし。審理に際して書証を必要もないのにいじり回し,検察側から異議がだされると無条件にそれを認め,弁護側が出すと左右に相談もしないで却下。一刻も早く審理を終えたい態度がありあり。傍聴人組合(?)も,あかんわこれは,と匙を投げるありさま。引用記事にはないが,弁護団は事件当時を再現した燃焼実験を高裁段階でも行っている。そのビデオは証拠採用され法廷でも再生されているのだが,控訴審判決はこの再現実験を一顧だにすることはなかった。もしこの再現実験を真剣に証拠として評価してくれていたならば,朴さん,青木さんは現在塀の外で暮らしている。
この事件,鳥越俊太郎氏の「ザ・スクープ」でも取り上げられたのでご記憶の方も多いであろう。あれ・・・。以前は動画が見られたのに,今は見られないや・・・。ケチ(笑)。
国民救援会の支援事件として活動を行ってきたおば・・・元え(笑),お姉さんには「この部(第15刑事部・水島和男裁判長)は,普通に無罪が出る部ですよ」と話していた。当,拙ブログに度々登場願う水島部長が真摯に被告人の言葉に耳を傾け(もっともこの審理は書面中心だが),慎重に吟味した結果だ。小生が水島部長を敬愛申し上げる所以である。
検察庁は即時抗告を断念して,一刻も早く朴さん,青木さんを元の世界に戻してあげて欲しいと切に願うものである。
でもお二人の十何年間という時間は戻ってこない。
お二人が再び夫婦に戻るという事もない。理由は書けないが。
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光市母子殺害 13年後の審判 「うれしさない」
02/20 21:29更新
■2人の遺影を胸に
張り詰めた空気が支配する最高裁第1小法廷。傍聴席の最前列には、風呂敷に包んだ妻、弥生と長女、夕(ゆう)夏(か)の遺影を手にした本村洋の姿があった。2人が落ち着くような気がして、自分の胸に向けて抱えた。
「上告を棄却する」。午後3時2分、事実上の死刑を言い渡す裁判長の声とともに、本村の脳裏には老子の言葉が浮かんでいた。
《天(てん)網(もう)恢(かい)恢(かい)、疎(そ)にして漏らさず》。事件を担当した刑事は、ことあるごとにこの言葉を引用し、励ましてくれた。「君の望む判決が出なかったとしても天はきちんと見ている。必ず罰を与える」。あの言葉は本当だったんだ。長い裁判を終えた本村は深々と頭を下げた。「よく頑張ったな」。父に背中をたたかれた。
あの日から約13年がたった。弥生はいつまでも23歳、夕夏も赤ん坊のままだが、本村は35歳になった。
過酷な現実、理不尽な結果に打ちのめされながらも事件を語り続けてきた。判決後の会見で本村は「私は強い人間でも、聖人君子でもない」と振り返った。落ち込んだときは、事件現場に足を運ぶ。「自責の念が和らぐことはおそらくない」とも本村は言う。「2人を守ることができなかった」からだ。
待ち望んだ判決にも「満足だが、うれしいという感情はない」。被告には罪と向き合い堂々と「そのとき」を迎えてほしいと言った。
3年前、自分を支えてくれた女性と家庭を持った。「事件をひきずって生きるのではなく、前を向いて生きたい」。北九州市に眠る2人には21日、判決を報告する。弥生の結婚指輪で作ったネックレスは死ぬまで外すつもりはない。
■死を無駄にしない
あの日はいつもと変わらない夜のはずだった。平成11年4月14日。仕事を終えて自宅に帰ると、玄関の鍵が開いていた。「弥生、弥生!」。名前を叫んでも返事がなかった。
押し入れの座布団の中に、冷たくなった妻がいた。夕夏は見つからず、後に警察から遺体が天袋の中で見つかったと聞いた。4日後、逮捕されたのは18歳の近くに住む少年だった。
10代から難病で入退院を繰り返した本村にとって、命は、はかなく尊いものだった。娘が生まれた日のことは忘れられない。「パパと私の子供だよ」。弥生から手渡されたわが子には、日本海に沈む夕日のように人を温かく包む女性になってほしい。夕夏と名付けた。
わずか1年7カ月の結婚生活は唐突に終わった。変わり果てた妻を抱きしめることさえできなかった自分を責め続けた。「2人の死を無駄にしたくない」。長くつらい闘いの始まりだった。
最高裁での差し戻しを経て、5回の公判という異例の経過をたどった公判。妻子を奪われた本村洋は一貫して極刑を訴え続けたが、この間、ひたすらに走り続けてきたわけではない。被告を死刑とした20日の上告審判決後、本村は会見で率直な胸のうちを吐露した。
「社会でやり直すチャンスを与えることが社会正義なのか。命をもって罪の償いをさせることが社会正義なのか。どちらが正しいのか、とても悩んだ」
無期懲役とした平成12年の1審判決後、本村は涙で言葉を詰まらせながら「司法への絶望」とともに苛烈な怒りを吐き出した。「被告を早く社会に出してほしい。私がこの手で殺す」
しかし、一つの出会いが本村を変える。
本村は1審後、米テキサス州で死刑囚の男と面会した。「私も家族を奪われた者です」。本村の言葉に死刑囚は涙を流し、「死刑判決を受けて初めて、自分がやったことの重大さを思い知った」と話した。表情は穏やかだったという。4カ月後、死刑が執行された。
「人の命を奪った者は、その命をもって償うしかない」。それを痛感した本村は、差し戻し控訴審で被告に語りかけた。「君の犯した罪は万死に値する」
被告の心中を察するすべはない。死刑は残酷な刑罰であると思うし「絶対的な正義など誰にも定義できない」とも思うという。だが、本村はこう断言した。「人の命について重く考えているということを示すことが死刑だと思う」
本村さんが再婚なさった事はこの報道で初めて知った。小生の寡聞を恥じるばかりだ。
弥生さんも夕夏ちゃんもきっと再婚を喜んでるに違いない。
別の記事によれば,命日には新しい奥さんと一緒に墓参りに行かれているそうだ。素晴らしい奥さんだ。
犯人が被害者を殺すのは一瞬だが,国家が被告人を殺そうとすると13年もかかってしまう。
何なの・・・。
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伝説のフォークグループ、ザ・フォーク・クルセダーズの一員だった北山修は現在精神科の医師である。本稿の主人公とは何の関係も無いが、本事件の結末に接した際、ふと頭に浮かんだフレーズが「悲しくてやりきれない」だった。
もっともこの作品はサトウハチロー作詞、加藤和彦作曲。あんまり北山先生には関係無いような気もするが(笑)、この事件の主人公も一度精神科に診察して貰った方が良いような気もする。
言うまでもなく刑事裁判の主人公は被告人である。検察官は糾弾する人、弁護人は弁護する人、裁判官は裁く人。我々傍聴人間は単に観客(或は裁判所の塵かも)、裁判その物に関わる事は出来ない。しかし、被告人の身内或は弁護人とお友達(?)になると話は別。弁護士の先生はプロだから何だが、被告人の身内には我々の、拙い傍聴経験ではあるが多少のお話は聞く事ができる。
被告人♀は窃盗で起訴された。事情は分からないのだがご両親はいない。肉親と言えるのは東京在住の姉しかいない。
事件は簡単で、深夜の漫画喫茶で連続三件の置き引きをした。被害者が漫画喫茶側に申告、警察を呼んで防犯ビデオを確認して被告人♀が腕時計を持ち去る場面が映っていた。あえなくご用。警察での取り調べの際覚醒剤を所持していて、後に不法所持でも起訴された。
我々はある弁護士を通じて被告人♀の姉と知り合う事が出来た。被告人♀の国選弁護人♀とは全く関係はなく、いずれ当拙ブログでも紹介する時期がこよう。
姉は公判の都度、東京から仕事を休み傍聴にやって来る。初公判前から姉は怒りまくっていた。曰く、情状証人には絶対に立たない。(検事に)実刑にして貰うようにお願いする。妹に対する怒りを隠そうとせずに国選弁護人♀を困らせる。
天は二物を与えずと言うが、この国選弁護人♀、美人、才媛、ナイスバディ(かどうかは知らん)、63期の気鋭。自らバンド活動も行っている。バレるといけないのでこれ位にしとくね、先生!(笑)
国選弁護人はあまり熱心ではないと世間では思われがちだがこの国選弁護人♀、姉に乞われて拘置所の面会にまで付き添っている。「ついでがありましたから」と先生は仰有るが、なかなか出来る事ではない。やる気満々である。
追起訴も終わり腹の虫も治まった姉、妹を更正させるべく活動を開始。
実は被告人♀の覚醒剤の使用には根深い物があった。起訴は今回が初めてだが、所持の量が1.4gとこの種事案では極めて多い。ここには書けないが営利目的所持を疑わせる事情も少なからずあった。
姉は妹を東京に連れ帰って、薬物依存脱却のプログラムを受けさせる事にした。これは国選弁護人♀が言い出した事のようだ。姉も乗り気で、進んで保健所等に連絡を取っている。
検察官の立証が終わった。事実は全て認めているので争点は情状である。
姉はやはり情状証人に立つ事にした。何だかんだ言ってもそこは肉親、可愛くない訳がない。国選弁護人♀に問われるまま、妹の人柄、今後の更正について涙ながらに語る。妹も鼻をすすり上げながら姉の言葉に聞き入っている。
被告人質問では、口数は少ないながらも前向きに更正に努力する旨述べた。
求刑は懲役2年6月。我々の予想通りの求刑だ。伊達に長い間法廷傍聴業者はやってないぜ(笑)。姉は即日の判決を求め、国選弁護人♀にもお願いしていたのだが、F♀裁判官は二週間後の期日を指定した。
判決は懲役2年6月、執行猶予4年。
我々、特に小生は実刑の可能性は半分と見ていた。前刑はあると言っても異種の犯罪。書けないがヤバい事情もあった。
しかしF♀裁判官は姉を信用して4年と言う長い期間ではあるが、執行猶予付の判決を出してくれたのだった。
裁判官の声が法廷に響いた瞬間、姉の目から大粒の涙が溢れ出た。妹である被告人♀は肩を震わせている。
言い渡しが終わった。姉は国選弁護人♀に何回も何回も頭を下げている。
裁判所から拘置所へは午後三時にバスが出る。伝言や伝書行為(これをハト行為と言うが)予防の為、バスでは独りになる。姉妹はこれからが大変だ。しかし、あの姉ならちゃんとやってくれるだろう。検察官も笑顔で会釈してくれた。
これにて一件落着…と思っていたのだが…。
判決から二週間経たないある日、傍聴仲間であるK君が囁いた。彼女、住居侵入と窃盗で〇〇署にパクられたそうです…。
(゜〇゜;)
我々は所詮傍聴業者だ。彼女の人生の何の足しにもならない。が、思い入れはひとしお、被告人それぞれが、もう二度と法廷に立つ事がないように願う者である。逮捕の知らせに接した時、只悲しかった。悲しくてやりきれなかった。
彼女の弁護人であった美人才媛ナイスバディ♀弁護士に出会った。接見に来て欲しいと彼女から何回も何回も事務所に連絡があるそうだ。しかし美女先生は、もう私では力になれそうもないと御断りしているそうだ。要するに匙を投げられたのである。
悲しすぎる…。
PS:先生!免停は恥ずかし過ぎですよ(笑)
お笑いコンビ、オセロの中島知子(40)が東京都渋谷区の個人事務所名義のマンションの家賃を滞納している問題で、不動産管理会社が立ち退きや家賃の支払いを求めて起こした訴訟の第1回口頭弁論が14日、東京地裁で開かれた。中島側は誰も現れず、28日の判決では“敗訴”が濃厚になった。さらに中島の自宅についても、家主の俳優、本木雅弘(46)らが同様に提訴したことが判明。「オセロの黒」は絶体絶命だ。
あま~いバレンタインに合わせて、くっついたり離れたりとにぎやかな芸能界。しかしこちらは超ビターな成り行きだ。
バレンタイン口頭弁論は、中島が月45万円で借り、計270万円を滞納している個人事務所が対象で、不動産管理会社が昨年12月に訴えを起こしていた。だがこの日、東京地裁の法廷に中島側は誰も現れず。訴えに対する反論も提出されなかった。
訴状などによると、中島側は昨年9月末まで部屋を契約。個人事務所名義だが実際は、中島と同居する女性の母親らが住んでいるとみられる。10月になっても出ていかず当初は「引っ越し業者の勘違いで引っ越しできない」としていたが、その後「自宅マンションに泥棒が入った。自宅、個人事務所ともに警察から引っ越しするなと指示された」「盗難被害が度々あり、警視総監と相談している」などと支離滅裂な連絡があったという。
今回欠席裁判になり、弁論は終結。判決は28日に言い渡される予定で、不動産管理会社側の訴えがそのまま認められる方向だ。
さらにその個人事務所と道路を挟んで向かいにある中島の自宅マンションも、訴訟の対象に。家主の本木と妻で女優、内田也哉子(36)が、中島と同居女性に対し、同様に立ち退きと滞納家賃の支払いを求めて10日付で提訴したことが分かったのだ。こちらは家賃が月65万円で、390万円を滞納しているとされる。
滞納分は計660万円で、両訴訟はこのまま進めば、中島側のW立ち退き&W支払いが濃厚。オセロとはいえ、ひっくり返すことは容易ではなさそうだ。
“中島敗訴”が濃厚な判決は28日に言い渡される予定で、その2週間後に判決が確定する。その後、強制執行の申し立てが行われると1~2週間で中島側に伝える催告があり、さらに1カ月後、強制執行へと進む可能性がある。中島は昨年4月から無期限休養しており、復帰のメドは立っておらず、収入は0円に近いとみられる。
弁護士さんに聞きました。
民事の場合,訴えた方を原告,訴えられた方を被告と呼びます。上記記事の場合中島さんが被告となるわけですが,被告が法廷に出廷せず,答弁書も出さない場合,記事には欠席裁判と書いてありますが,擬制自白と言いまして被告側が原告の言い分を全て認めたという扱いになるんです。
先生,一部報道によりますと中島側が訴状の受け取りを拒否したと・・・。
貴方も裁判所一階にペタペタ貼ってある紙を見たことがあるでしょう。公示送達と言いましてね。書留郵便等に付する送達によっても、送達することができない場合
これから中島はどうなるんですかねえ・・・。
私はねえ・・・強制執行の際に早まった事をしなければいいなと思ってますよ。
はい?どういう意味ですか?
強制執行の際にね,私にも経験があるんですが,自暴自棄になって自殺を図ったりするケースがままあるんですよ。特にこのケースの場合は部屋の明け渡しも求めてますからね。強制的に出されるんで。
一日も早く,あの明るい笑顔を見たいですねえ・・・。
そうですねえ・・・。
関連ニュース
- オセロ中島、家賃滞納訴訟で法廷に現れず(02/15 08:57)
下村早苗被告の公判予定が決まった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120113/waf12011321550025-n1.htm
皆さん,確率が下がるので来ないで下さい(笑)。
審理はB子さんの事件に移って行く。
平成18年当時、被害者は十八歳。男性経験なし。念願の大学にも入学出来て憧れの独り暮らし。学業にクラブ活動にと青春を謳歌していた11月の出来事である。。
彼女は深夜のファミレスでよく友人と勉強をしていた。独り暮らしで寂しいし、暖かいし、とにかく誰かがいる。コーヒーのおかわりが無料…そこまでは調書には出てませんが(笑)。
その日もファミレスでの勉強を終えてマンションへと戻ってきた。後をつけていたのが被告人だ。オートロックのマンション、二階の灯りの灯った部屋の中に上半身裸で歩き回る彼女が見える。とい伝いにベランダへと侵入。被告人は一度踏み外して地上に落下している。アホじゃ。再びベランダへと這い上がり、灯りが消えるのを待ち、眠っているB子さんに馬乗りになった。彼女には男性経験は無いが耳学問で多少の知識はある。だから、いきなり入って来た男の目的も理解出来る。が、理由のないセックスは死んでも嫌だ。いきなり入って来たこんな醜男(再びごめんなさい)とは死んでも嫌だ。
被告人は被害者に口淫をさせた。口の中に陰茎を出し入れしている内に気持ち良くなって、被害者の口の中に射精した。
男性経験の無い十八歳。セックスの行為自体は理解出来ても、口淫の意味は理解出来ないであろう。ましてや口の中に射精される等、これ以上屈辱的な事は無いであろう。こんなモン、強姦と同等に取り扱うべきだと思うのだが。
件のイケメン検事は首を縦に振らない。当然やけど(笑)。
強姦とは、女性の意思に反して陰茎を腟に挿入する事である。無理矢理口に挿入するのは強制わいせつというのが法律の立場だ。
余談だが、強姦罪については大正時代の判例がまだ生きている。大審院(現在の最高裁判所)の判例であるが、曰く、強姦の既遂は交接作用をもって論じ、生殖作用を遂げたかどうかは問わないと。要するに射精したかどうかは関係ない。入れたら強姦やでと言う話だ。
その他の事件については割愛させて頂くが、D子さんが可哀想になって強姦そのものは止め、中止未遂を主張した第四事件、E子さんのパンティを無理矢理脱がせて奪い取り怪我を負わせた強盗致傷を含め、六件の起訴があった。
結論から書くが、中止未遂は認められ、強盗致傷は窃盗と傷害という認定になった。弁護人はシタリ顔だが、イケメン検事は苦虫を噛み潰した。まあ、あんまり量刑には関係なかったから良いじゃないの(苦笑)。
論告は事の外厳しかった。女性の人格を顧みる事なく行われた犯行で酌量の余地など皆無である。同種犯行で服役していながら反省する事なく、出所後わずかの期間でA子さん事件を起こしており、犯情も悪い。勤務先(懲戒解雇)の会長の助力を得てB子さんとは示談が成立している(五万円!!)とは言え、他の被害者は謝罪の手紙の受け取りさえ拒否しているのも当然で、処罰感情も厳しい。
再犯必至と検察官は懲役20年を求刑した。
判決は懲役19年。
「刑に去勢刑も新設するべきですね」と言う小生の意見はイケメン検事に鼻で笑われたが、最近傍聴仲間に加わった主婦の皆さんは首を縦に振る。島流しと言う意見も出た(苦笑)。
長い懲役になる。しっかりと反省して貰いたい。


by izanau-koneko
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